iPhone12 Pro の充電ができない症状です。
充電ができないといっても充電器の角度を変えると反応があったりなかったりで不便な状態で充電をしていたそうです。
充電ができない状態で角度を変えると反応があったりなかったりする症状はほとんどがゴミやホコリの詰まりで充電器が奥まで挿さっていないため起こることがほとんどです。
奥まで挿さっていて反応が悪いのは充電器か本体側の充電コネクタの接触不良の場合もあります。
実際に本体を確認すると充電器のコネクタが奥まで入らないことが確認できました。
奥まで入らないことで接触不良を起こし角度や奥まで力強く差し込むと反応があったりします。
作業内容は充電コネクタに詰まったものの除去となります。

今回ご依頼のiPhone12Proです。

充電器を挿して状態を確認します。
充電器を挿した時の、カチッという感じがありません。

カメラをズームアップすると奥まで入っていないのがよく分かります。
通常は銀色のところが全て入り見えません。
ここまで入らないときはゴミやホコリがかなり詰まっているか、大きい塊が入っていたり、充電器の先が折れていることもあります。
挿した感じがやわらかい感触があるのでゴミかホコリと感じました。

iPhoneのカメラで充電口入り口をズームアップしてみます。
確実ではありませんがホコリが溜まってしまったように見えます。

充電口隣の外部スピーカーとマイクの穴にホコリがたくさん詰まっているのも確認できました。
おそらくこれらのホコリか砂のようなものが充電口にも詰まっているものと思われます。

充電端子を傷つけないように手探りでホコリを少しずつ取り出します。
今回はかなりの量が詰まっています。

*閲覧注意
大量のホコリやゴミが出てきました。

手探りとカメラでズームアップして確認しながらゴミを取り出します。
ある程度取り出せたら充電器を挿して確認をします。

充電器を差し込むと奥まで入るようになりました。
充電が正常にできるかも確認します。
奥まで入らないで角度を変えたり接触が悪い状態で充電をしていると充電端子を傷つけて壊れていることもあるので充電ができるかを確認することも忘れずにしています。

充電の反応と念の為バッテリー残量が増えるかも確認して異常がなければ作業完了です。

今回ホコリの除去に使った工具はこちらです。
本当は金属で作業をするのは端子を傷つけたり危ないのでプラスチックや他のものがいいかもしれませんが、丈夫なものの方が取り出しやすいです。
こちらを使って何かを壊したことは無いので端子のある場所がわかっていると使いやすいです。
やったことがない方や慣れていない方は金属でやるのは危険です。
修理店に任せるか何か違うもので試してください。
こちらの記事は参考程度にお願いいたします。
修理や分解は危険が伴います。
ご自身での修理や分解はおケガや端末故障などご自身の責任で十分ご注意ください。
こちらのyoutubeも参考にしてください。