iPhone15の画面交換事例です。
iPhone15の画面交換ですが交換する有機ELディスプレイや液晶パネルが安くなってきました。
iPhone13PRO以降は交換用の画面の発売が遅かったりリフレッシュレートが変わってしまったりなどがあります。
今回使用した画面は有機ELディスプレイのソフトを用意しました。
画面交換するiPhone15の状態です。
画面全体が割れているわけではありませんが左側が割れていてひび割れのところに黒いシミも出ています。
この状態でもタッチ操作はできていて普通に操作ができる状態でした。
画面はガラスとディスプレイが一体になっているので画面交換でガラスとディスプレイを直すことができます。
iPhone15も画面を取り外すときは本体下のペンタローブネジを外します。
歴代iPhoneの分解では共通です。
ネジを外したら耐水テープで固定されている画面を剥がします。
粘着力を弱めるために温めたりエタノールなどを使うと剥がしやすくなります。
iPhone15の画面は12や13より剥がしやすい感じがしました。
今回は画面交換でガラスが割れているのとディスプレイも黒シミで壊れているため壊さないように画面を取り外す必要がないため少し力を入れて外しました。
画面を開く方向は機種によって変わりますが12以降は右から持ち上げて左方向に開きます。
画面を開くと2箇所のコネクタが見えてきます。
ほとんどのiPhoneの機種は画面を開くと基板やバッテリーが見えますがiPhone15は14のように画面を開いても基板やバッテリーは見えません。
画面を取り外すには2箇所のコネクタを取り外すだけです。
安全に修理をするにはバッテリーコネクタを外してから修理をするのですが14や15のバッテリーコネクタは背面から分解する必要があります。
背面のガラスは割れやすいのでバッテリーコネクタを外すときは背面ガラス割れに注意も必要です。
ディスプレイコネクタを外すにはY字ネジを外して金属のプレートを取り外します。
金属のプレートを取り外したらコネクタを外します。
画面上には環境光センサーが張り付いているのでそのコネクタを同じように取り外します。
2箇所のコネクタを取り外すだけで画面を取り外すことができます。
新しい画面にセンサーを移植するため画面上に張り付いているセンサーを取り外します。
センサーを固定しているネジはプラスネジです。
ネジを外したら両面テープで張り付いている部分を剥がすとセンサーを取り外すことができます。
粘着は温めたりエタノールを使用しています。
こちらが取り外したセンサーです。
センサー類は繊細なので取り外すときは内部断線や切断しないように注意します。
取り外したセンサーを新しい画面に貼り付けます。
動作確認はセンサーを貼り付けずに本体にコネクタを仮づけして画面も仮づけして動作確認をします。
画面表示やタッチセンサーなど新しい画面の確認と簡単な動作確認で以上がなければ新しい画面を組み込みます。
こちらは仮づけ状態での動作確認です。
画面を貼り付けずに画面を浮かした状態で確認しました。
動作確認で問題がなければ耐水テープを本体に貼り付けて画面を貼り付けたら画面交換完了となります。
画面交換でガラスひび割れと黒しシミがなくなりました。
iPhone11以降の機種はメーカーや正規店以外で画面交換すると設定のところにアップル純正のディスプレイが確認できませんとメッセージが表示されるようになります。
トゥルートーン機能も無くなります。
トゥルートーンの機能は古い画面から情報を読み込んで新しい画面に書き込むと引き続きトゥルートーン機能を使えます。
iPhone15は「常に画面をオン」機能を使うとタッチでスリープ解除ができなくなります。
iPhone11以降の機種はメーカー以外で画面を交換すると引き続き使えない機能があるので画面交換をする際は慎重に検討しましょう。
品質や機能も変わらず修理したいときはメーカーや正規店で修理して少しでも安くしたいときは非正規店でご相談しましょう。
こちらの記事は参考程度にしてください。
ご自身での修理や分解はご自身の責任で行なってください。