【iPhone12】リンゴマークの点滅で起動ができなくなってアップデートエラー4013はイヤースピーカー交換で直りました。【リンゴループ】

今回は、iPhone12のリンゴループの症状でした。

リンゴループはエラーが起きるとでる症状で、ソフトウェア障害や部品故障、基板故障で起こることがあります。

リンゴループになった経緯を伺うと普通に使えていたのに、気づいたら急にリンゴマークの点滅で使えなくなっていたそうです。

リンゴループは、電源を入れた時のリンゴマークの点滅や点灯したままで起動ができない状態です。

FACE ID がある機種は、水没でイヤースピーカーとセンサーが一体になっている部品が壊れてリンゴループになることが多いです。

お伺いした時に水濡れはないとのことだったので、アップデートで直るかを確認して、アップデートでダメなら各部品チェック、壊れている部品がなければ基板故障の可能性が高くなります。

スマホを直すだけの目的ならアップデートの次に工場出荷状態を試すのですが、データそのままで復帰したいときは少し遠回りをして作業を進めることになります。

落としたり水濡れがないとのことだったので、簡単に直る可能性があるアップデートを試してみました。

こちらがリンゴループのiPhone12です。

切り分けとしては、充電器をつながずにリンゴマークの点滅になっているのでバッテリーからの電力の供給はあるのでバッテリーは正常、リンゴマークが表示されているので、ディスプレイも正常とまずは判断します。

このままパソコンに接続してitunesからアップデートを試します。

パソコンに接続してitunesを立ち上げたら、ボリュームボタン、プラス一回、マイナス一回、スリープボタン長押しでリカバリーモードに入れます。

画像のようなパソコンのマークと充電器のマークが出るとリカバリーモードになってパソコンがiPhoneを認識します。

パソコンがiPhoneを認識したらアップデートと復元のポップアップが出ます。

間違えないようにアップデートを選びます。

復元を選ぶと初期化になってしまうのでアップデートをするときはご注意ください。

アップデートを選んでから右上のアイコンをクリックするとiOSのダウンロード時間が表示されます。

ダウンロードが終わるまで待ちます。

ダウンロード中にリカバリーモードからリンゴ点滅に戻ることがあります。

その場合は、最初に戻ってボリュームボタンとスリープボタンをおす手順をもう一度やり直せばまたリカバリーモードになってアップデートが始まります。

ダウンロードが終わりアップデートが始まりました。

パソコンの真上にゲージが出て進行状況が表示されます。

こちらもひたすら終わるまで待つのですが、パソコンがスリープ状態になると途中で途切れて失敗することがあるので、パソコンをスリープ状態にならないように見守るか、予め設定からパソコンをスリープ状態にならないようにしておく必要があります。

今回はアップデートが始まってすぐに不明なエラー4013が表示されました。

エラー4013はCPU故障など基板故障だと復帰が難しいエラーです。

水濡れや落としたりがなく自然故障のエラー4013は、厳しい状況となりました。

次の作業は、アップデートで復帰できず、データ優先で初期化は試せないので、部品チェックとなります。

水濡れはないですが、FACE ID がある機種でトラブルの多い、イヤースピーカーを交換してみることにしました。

イヤースピーカーが壊れている場合、取り外すだけで起動ができることがありますが、iPhone12以降はイヤースピーカーが取り付けられていないとディスプレイが表示されないため、新しいイヤースピーカーを仮付けして確認します。

画像は画面にイヤースピーカーをつけたままで、新しいイヤースピーカーは本体側に直接取り付けています。

この状態で電源を入れましたが、リカバリーモードに入ってしまったので、このままアップデートを試します。

イヤースピーカーが原因で、iPhone11以前の機種ならイヤースピーカーを外すだけで起動ができます。

今回は、先にアップデートを試してしまったので、再度アップデートが必要となります。

アップデートを試すとiPhoneにゲージも出ず、すぐにエラー4013になってしまいましたが、新しいイヤースピーカー取り付け後は、iPhoneにもゲージが出てアップデートが進むようになりました。

アップデートが進んでも最後の最後で失敗することはあるので完了するまでは復帰できるかはわかりません。

ゲージの進みを見守っているとiPhoneのゲージが右端まで行きました。

最後の再起動で失敗することもあるのでここまで来ても立ち上がるまでは復帰できるかわかりません。

緊張しながら見守っていたところ復帰に成功しました。

データもそのままです。

動作確認で他に異常は見られなかったので、画面に取り付けられているイヤースピーカーを交換して画面を戻します。

閉じる前ももう一度電源を入れ直して確認をしました。

動作確認を何度もしてから画面を貼り付けます。

今回は無事に復帰できました。

リンゴループからアップデートをして、エラー4013からFACE ID 搭載機種でトラブルの多いイヤースピーカーを交換して、再度アップデートで復帰しました。

はじめにイヤースピーカー交換ならアップデートをしないで復帰できたかもしれませんが、メーカー修理も考えると安易に分解をしないほうが良いと判断したため今回はアップデートから試しました。

水濡れや水濡れの可能性がある場合は、すぐに分解作業の流れとなっています。

イヤースピーカーを交換するとFACE ID は使えなくなります。

こちらの部品はイヤースピーカーとセンサー類が一体になっているため、こちらの部品の故障でリンゴループになることがあります。

エラー4013は、直りにくいエラー番号ですが、こちらの部品故障でも出ることが分かりました。

リンゴループで原因を特定するのは難しいです。

リンゴループになったときは修理店にご相談してみてください。

安易にアップデートをするとデータが破損してしまうことがあります。

こちらの記事の内容は参考程度にしてください。

こちらの記事を参考にしての分解やその他の作業はご自身の責任でお願いします。

修理や分解は危険を伴うことがありますのでご自身での修理や分解作業はお控えください。