長年使い続けてから保管しておいたiPhone6を起動してバッテリーの状態を確認したら51%になっていたものでした。
メーカーではiPhoneを保管する場合はバッテリー残量を50%前後にするようにお勧めされています。
リチウム製のバッテリーは0%や100%の状態のままだと劣化が進むことがあるからです。
リチウム製のバッテリーは使わなくても膨張する時があるので保管の状態や保管しているものは定期的に確認することが安全です。
今回の事例はiPhone6のバッテリー交換でしたがバッテリーの状態は51%とかなり劣化していました。
交換歴がなく純正のバッテリーだったので電源が入るだけでもよく持った方です。
こちらが今回バッテリー交換をするiPhone6です。
液晶も黄ばみが出て劣化が進んでいます。
バッテリーの最大容量は51%と表記されています。
電源が落ちるので充電器を挿していますが0%から一気に87%になり増えかたも安定しません。
バッテリーの減りが早いのと電源が落ちるだけで他に不具合がないのでバッテリー交換で作業を進めます。
画面下の充電口脇にある星型のネジを外します。
ネジを2本外すと画面が上に向かって開きます。
iPhoen6S以降から画面と本体を両目テープで止まっていますがiPhone6は両面テープがないので開きやすいです。
バッテリーを外すには画面を取り外した方が交換しやすいですが画面を取り外さなくてもバッテリー交換はできるので慣れると画面を取り外さずバッテリー交換できます。
今回も画面は外さずバッテリー交換をするので画面を起こしたらバッテリーコネクタを外します。
画像の箇所にバッテリーコネクタがあります。
プラスネジ2本外すと金属のプレートが取れるのでプレートを外したらバッテリーコネクタを外します。
バッテリーコネクタを外したらバッテリーを取り外します。
バッテリーは両面テープで止まっています。
iPhone6の場合はバッテリー下から両面テープを引き抜くようになっています。
バッテリー下のところを指やプラスチックヘラで擦るとシールを掴むことができます。
少し引き抜いたらピンセットに巻きつけて引き抜きます。
両面テープも劣化すると引き抜く前に途中で切れてしまうので切れてしまったらバッテリー自体をヘラで持ち上げて取り外します。
その際にエタノールなどを使うと取り外しやすくなります。
バッテリーを取り外したところです。
バッテリーを取り外したら新しいバッテリーを取り付けます。
同じように専用の両面テープを取り付けて貼り付けます。
コネクタの位置を合わせてからバッテリーを両面テープで貼り付けます。
バッテリーを先に本体に貼り付けるとコネクタの位置が合わない時があるので完全に貼り付ける前にコネクタの位置合わせが大切です。
一度貼り付けると剥がすのが大変になるのでバッテリーの動作確認をする場合は両面テープは貼り付けないで一度本体に仮付けしてから両面テープを貼り付けます。
今回は動作確認済みのバッテリーだったので動作確認はしませんでしたが両面テープを完全に貼り付けないでバッテリーを少し浮かせた状態で起動確認などをしました。
バッテリーを浮かせた状態で電源を入れます。
設定からバッテリーを開いてバッテリーの最大容量を確認します。
iPhone6は交換したばかりの時は読み込むまでに時間がかかるので画像のような状態から読み込むまで数分待ちます。
読み込みが終わると最大容量が表示されるのであたらしいバッテリーが100%になっていることを確認します。
その他の動作確認もついでにして問題がなければ作業を進めます。
バッテリーを本体に押し付けてプレートをねじ止めしたらバッテリーの取り付けは完了です。
画面を戻して画面下のネジを止めてバッテリー交換完了となります。
51%まで劣化していたiPhone6が100%で復帰しました。
サブ機などで使えるのでバッテリー交換の参考にしてください。
ご自身で修理する際は危険なことや端末の故障につながることもありますのでご自身の責任で十分ご注意ください。