iPad9の液晶が真っ暗で何も見えなくなった症状でした。
iPhoneやiPadの液晶は繊細で壊れやすく低いところから落としても液晶に縦線が入ったり黒いシミが出たり真っ暗で何も映らなくなることがあります。
繊細で壊れやすいですが使っていて自然に壊れることは少なく壊れる原因はぶつけたり落としたりなどの外的要因です。
水濡れでも壊れやすいですがこれは水濡れをした後に最初に起動するのが液晶で液晶が表示された時に電気ショートを起こして液晶が壊れる。
どういうことかというと水が侵入した時に電源を入れたりスリープを解除した時に最初に液晶が表示されます。水に濡れて通話ができるかの確認やカメラが壊れていないかの確認など何か動作するには液晶を表示させないといけないので最初に起動する液晶に電気が流れるため水が侵入して電源を落とさない限り液晶が壊れやすくなります。
こういったことで液晶は衝撃や水濡れなどで壊れることが多いですが自然に壊れることは少ないです。
今回は自然に液晶が壊れたiPad9の液晶事例です。
こちらが液晶が映らなくなったiPad9です。
液晶が映らなくて何も見えなくなっていますが充電器を挿した時の音などで起動ができているのは確認できています。
ソフトウェアの不具合などでこういった症状が出る時があります。
その場合は再起動をすると直ることがあるので再起動も行なってみます。
iPad9の再起動方法は電源ボタンとホームボタンを同時に長押しします。
機種によって再起動方法は違うのでご自身で使用している機種の再起動方法はあらかじめ確認しておきましょう。
今回の真っ暗で何も映らない症状は実際には真っ暗で何も表示されていないわけではなく液晶をよく見るとうっすら画像が見えます。
ガラスを取り外して再起動をすると真ん中にリンゴのマークが見えました。
その後起動してパスコードを入力する画面もうっすら見えます。
これは液晶を照らすバックライトが切れてる症状です。
液晶表示故障ですが液晶表示はできていてそれを照らすライトが点灯しない状態です。
バックライトは液晶の中にあるのでバックライトだけ交換はできません。
直すには液晶交換になります。
ガラスの割れはなくタッチ操作も壊れていないので液晶だけ交換します。
液晶を交換すると明るく正常に表示されました。
iPadの画面は機種によって構造が違います。
iPad9の画面はガラス面が一番上にありその下に液晶があります。
ガラスと液晶が別になっているので今回は故障していた液晶交換をして修理完了となります。
通常液晶が自然に壊れることはありませんがバックライトが突然切れてしまうことがたまにあります。
この場合は液晶交換で直すことができます。
まれに基板のICチップのショートで液晶が映らなくなったりバックライトが点灯しなくなることがあるので確認には分解と部品が必要になります。
iPadで液晶が真っ暗で起動ができているときはうっすら何か表示されていることがあるので確認してみてください。
真っ暗になったときは再起動をするのも一つの手段です。
こちらの記事は参考程度にしてください。
ご自身での修理や分解はご自身の責任で行なってください。
修理や分解は端末故障やおケガをする場合もありますのでおすすめできません。
不具合や故障はメーカーに一度お問い合わせをしてみましょう。
