iPhone7プラスのバッテリー交換です。
設定から確認できるバッテリーの状態は73%まで劣化していました。
80%未満になるとお使いのバッテリは著しく劣化していますとメッセージが表示されます。
こちらのバッテリー交換手順を参考にしてください。
画面下の星型のネジを2本外します。
ペンタローブネジと呼ばれています。
ネジを外したら液晶画面を取り外しますがiPhone7以降は耐水性能があり液晶画面と本体は両面テープで貼り付けられているので画面を温めてから取り外します。
エタノールなどを使う方法もありますがエタノールのご使用には十分ご注意ください。
iPhone7プラスの画面は左から起こしあげて右びらきで開きます。
iPhoneの分解で一番大変なのは画面を開く作業です。
画面を開くときは画面割れや液晶破損、液晶のケーブルを切らないように注意してください。
画面を開いたら4つのネジで止まっている金属のプレートを外します。
iPhone7と7プラスはY型のネジで止まっているのでドライバーもY字型のもので回します。
金属のプレートを外すとバッテリーコネクタと液晶画面から出ているコネクタが見えてきます。
作業を安全に行うためにバッテリーコネクタを外して通電しないようにします。
バッテリーコネクタを外したところです。
次に液晶から出ているコネクタを外します。
液晶から出ているコネクタを外しました。
次に画面上の方にあるインカメラケーブルのコネクタを外します。
画面右上にインカメラケーブルが本体に接続されています。
こちらも金属のプレートを取り外してからコネクタを外します。
金属のプレートを外しました。
インカメラケーブルコネクタを外すことができますがコネクタを外すヘラが入りずらいため外す道具によってコネクタを引っ掛ける場所が変わるので引っかかりのあるところを探してください。
インカメラケーブルコネクタを取り外すと画面を取り外すことができます。
液晶画面を本体の分離ができました。
今回はバッテリー交換のため液晶側の作業なありませんのでバッテリー交換が終わるまで安全な場所に一時保管しておきます。
iPhoneのバッテリーは両面テープで固定されていて両面テープを引き抜くことで取り外しができるようになっています。
iPhone7プラスはバッテリーの下の方に両面テープを引き抜く箇所が3箇所あるので3本引き抜きます。
両面テープを起こしたらピンセットで巻き上げるのが基本となりますがこちらもエタノールで粘着を弱めて取る方法も有効です。
両面テープを引き抜いてバッテリーが取り外せました。
バッテリーを取り外したらバッテリーを取り付けるのですが液晶画面を貼り付けている防水シールを新しくする場合は残っている両面テープを除去します。
本体のふちや液晶に両面テープが残っているのでキレイに除去します。
両面テープを除去してら新し防水シールを貼り付けます。
本体に貼り付けるために片側だけ青いフィルムを剥がします。
青いフィルムは型紙になっているので本体に合わせて貼り付けます。
本体に貼り付けたら型紙の役割をしているフィルムを剥がします。
型紙を剥がしたら両面テープを保護しているフィルムを剥がします。
今回の防水シールは青いフィルムは3枚ありますが2枚のものもあります。
防水シールを貼り付けたのでバッテリーを取り付ける準備をします。
バッテリーを固定する両面テープをバッテリーに貼り付けます。
貼り付けが弱いと剥がれてバッテリーが動いてしまうのでヘラなどでこすって剥がれないようにします。
下の部分は巻きつけるように貼り付けます。
バッテリーの準備ができたらバッテリーコネクタの位置を合わせてバッテリを本体に貼り付けます。
今回は動作確認は事前に済ませたものですがバッテリーが不良ではないかの確認をする場合は両面テープを貼らずに一度バッテリーを取り付けて液晶画面を仮付けしてバッテリーの状態で100%になっていることを確認してください。
バッテリーを一度取り付けるて不良の場合返品ができなくなることがあるので組み付け前は動作確認を必ず行ってください。
バッテリーを取り付けたら逆の手順で液晶画面を取り付けます。
画面上のインカメラケールコネクタを差し込みます。
次に液晶から出ている2本のコネクタを差し込みます。
液晶のコネクタを差し込んだらバッテリーコネクタを最後に差し込んで液晶を貼り付ける前に動作確認をします。
各部動作確認と交換したバッテリーの最大容量が100%と表示されることを確認して異常がないことを確認します。
動作確認とバッテリーの状態確認をしてバッテリーを貼り付けて本体内部の作業を完了させます。
ネジの取り付け忘れがないことも確認したら液晶を閉じます。
液晶を閉じて画面下の星型のネジを締めたらバッテリー交換完了です。
バッテリー交換作業はそれほど難しくありませんがiPhoneの画面を取り外す作業がたいへんです。
ご自身でバッテリー交換や他の作業、分解など行う際はご自身の責任において十分ご注意ください。
バッテリーは発火の恐れもありますのでどうしてもご自身でバッテリー交換を行う際はバッテリー残量を0%に放電しておくとリスクを下げることができます。
こちらの記事は参考程度にお願いいたします。