今回はiPhoneやiPadでよくある電源ボタンの陥没からリカバリーモードになってしまう症状です。
電源ボタンを押しっぱなしにしているとリカバリーモードという状態になります。
普通リカバリーモードになるまで長押しをすることはありませんが電源ボタンが陥没してしまうと押しっぱなしの状態になってしまうので落とした時に陥没するとリカバリーモードになってしまうことがあります。
落として陥没やジュースや接着剤などが誤って電源ボタンにかかってしまうと押しっぱなしで固まってしまうこともあります。
リカバリーモードになっても通常はアップデートをすれば復帰できますが、電源ボタンが押しっぱなしの状態ではアップデートでエラーになってしまうため復帰できません。
復帰できても電源ボタンが陥没をしているとまたリカバリーモードになります。
急にリカバリーモードになった時は本体が正常なのかを確認してからアップデート作業に入ります。
本体が故障している状態でアップデートをするとデータ破損の可能性もあるので目に見える故障がある時はアップデートは控えましょう。
リカバリーモードの状態

こちらは電源ボタンの陥没でリカバリーモードになってiPad Air 5 です。
iPadにかかわらずiPhoneでも電源ボタンが押しっぱなしになるとこの状態になります。
この状態はパソコンに接続してアップデートか初期化を試してくださいという意味ですが電源ボタンが陥没をしてリカバリーモードに入れいているため電源ボタンの押しっぱなしを解除しないと次に進めません。
電源ボタンの陥没

原因はいろいろありますがiPhoneやiPadで電源ボタンが陥没することはよくあります。
落として破損したりフレームが曲がって押しっぱなしになったり、ジュースや接着剤など液体が後から固まるようなものがかかると固まってしまいます。

電源ボタンが陥没して固まっているときはクリーニングで直ることもあります。
分解をして確認する必要があります。

Air5の電源ボタンは小さな部品です。
今回は押し込む部分に何かかかったようでクリーニングをしてからボタンを確認したところ、押し込む部分も固まっていたので電源ボタン交換で対応しました。

電源ボタンを交換して起動したところリカバリーモードのままでした。
電源ボタンを交換するとそのまま復帰するときとリカバリーモードのままの時があります。
リカバリーモードのままの時は電源ボタン以外に不具合がないかを確認してからパソコンに接続してアップデートを試します。
アップデート後にパスコードを打ち込む画面になりました。
パスコードを打ち込むとデータの復元を試みています。と出て、しばらくするとデータはそのままで復帰できました。
まとめ

今回は電源ボタン陥没が原因のリカバリーモードでした。
リカバリーモードになった時はパソコンに接続してアップデートか初期化を試しますが、本体に故障がある時は故障を直してからアップデートをします。
故障を抱えたままアップデートをするとデータ破損の恐れもあるため故障が確認できたり不安な時は修理業者にご相談してください。
故障を直してからアップデートを試します。
電源ボタンの陥没なら修理をすればデータはそのまま復帰できるはずです。
こちらの記事は参考程度にしてください。
OSのアップデートで対応が変わることもあります。
修理や分解は自己責任で行ってください。