【iPhone8プラス】お風呂に落として液晶に水の染み込み跡と動作不良発生【水没して故障】

お風呂に落として不具合発生!

iPhoneは精密機械なので水に濡れると壊れてしまいます。

水に濡れると故障してしまうことが分かっていても、いつも携帯することで不意に水に濡れてしまったり、水の中に落としてしまうことがあります

最近では急なゲリラ豪雨で全身ずぶ濡れになってしまい、スマホを守るどころではない時もあります。

生活必需品のスマホで防水機能が付いていないと不便ですが、iPhoneでは、iPhone7以降の機種に、耐水の機能が追加されました。

耐水と言っても雨に濡れたり、飲み物を誤まってこぼしてしまった時の耐性で、水の中に何時間も浸かってしまうと本体の中に水が侵入して壊れてしまうことがあります。

耐性も永続的に維持ができるものではなく、ゴム製のパッキンなどが腐食すると耐水機能が落ちていくこともあります。

メーカーホームページでは、水濡れによる故障を防ぐための注意事項があるので、お使いのiPhoneに耐水機能が付いているのかや、どこまで水に耐えられるのかなどを確認をしましょう。

水濡れ故障のiPhone8プラス

こちらは誤まってお風呂の中に落としてしまい、お湯の中に完全に浸かってしまったiPhone8プラスです。

湿気やお湯に浸かるとゴム製のパッキンが劣化してしまいます。

お風呂場に毎日持ち込んで使用していると、徐々にゴム製のパッキンが劣化をしていって、その日は何事もなくても、次の日には、水没してしまうことがあります。

iPhone8プラスも耐水機能付きですが、液晶画面を見ても完全に水が入ってしまい、液晶に水の染み込んだ跡が出ています。

タッチ操作やホームボタンの反応など、様々な動作が不安定になっていました。

外部からの水没の確認

外部から水が入ったことを確認することができませんが、今回のiPhone8プラスは、少し水が入った状況ではなく、水に浸かった時間が長かったようで、液晶画面を表示させるだけで、水没してしまったのが確認できます。

水がかかって不具合や故障が発生しているときも、水が本体に入ってる可能性が高くなります。

外部からの確認方法では、カメラ窓に水滴が付いていることがあります。

フロントカメラとリアカメラ窓が曇っていたら水が本体に入っていますが、少しの水量では、カメラ窓が曇ったり、水滴がつくことはないので、水がかかったり水の中に落として不安があるときは、分解をして確認するのが確実です。

分解して本体の内部確認と水分の乾燥

外部から水の確認ができて、不具合も発生しているので、早急に電源を落として分解をします。

液晶パネルと基板がある本体側に分離して、本体側を優先的に乾燥をしていきます。

液晶パネルは現時点で壊れているのが確認できているので、新しいものに交換をします。

液晶パネルを取り外して中を確認すると水滴がところどころに残っていました。

水没してから3日間ぐらい経過していて、ある程度は乾燥したようですが、分解をしないと完全に乾燥するまではかなりの時間がかかります。

水を乾燥すると不純物が残ることがあるので、不純物の除去やクリーニングも行います。

飲み物を大量にこぼしてしまったり、海水に浸かってしまうと、水とは違って、塩や不純物が多く含まれていて直る確率が低くなります。

今回もかなりの量の水が入った形跡がありますが、起動不良になる前に乾燥することができました。

液晶パネルの状態チェックと乾燥

基板がある本体側を優先して乾燥しながら、液晶パネル側の状態確認も行います。

液晶にあるプレートの隙間にもかなりの水が残っていました。

隙間に入り込んだ水は、分解をしないとなかなか乾くことはありません。

分解できるものは全て分解をして水分を乾燥させます。

ケーブルの上に銀色の小さなボックスがありますが、この中には液晶のICチップが入っています。

水濡れの影響で黒く変色しています。

ここがショートしても液晶が壊れてしまいます。

画像は、液晶パネルの上部です。

上の部分には、フロントカメラ部品とイヤースピーカーの部品があります。

画像中央金色の四つ並んだ丸いものは、イヤースピーカーの接点で、少しサビのようなものが出てしまっていました。

乾燥とクリーニングをしてから新しい液晶パネルに取り付けます。

組み込み作業

今回壊れていた部品は、液晶パネルだけだったので、本体を隅々まで乾燥とクリーニングをして、新しい液晶パネルにフロントカメラとホームボタンを組み込んだら動作を確認します。

水濡れしても起動ができていてデータがそのままが確認できていましたが、修理後もデータはそのままで無事に直すことができました。

水に濡れた時は、どこまで壊れているのかが分からないので、動作確認も慎重に時間をかけて行います。

動作確認が正常で液晶パネルに発生していた水の染み込み跡も新しい液晶パネルに交換して無くなりました。

水没修理後は、直っても後から不具合が発生することがあるので、データは定期的にバックアップをしておくと、万が一復旧不可能になっても安心です。

水に濡れたら早急に対応することが直る近道です。

まとめ

水に濡れると不具合や液晶に水の染み込み跡が出ることがあります。

染み込み跡は液晶交換で直りますが、内部に水が残ったままにしていると、症状が悪化して完全に壊れてしまったり、複数の部品が壊れてしまいます。

水に濡れて不具合が出ていたら、水が本体に入っている可能性が高いので、電源をすぐに落として修理に出すことを検討しましょう。

たくさんの水がかかったり、長い時間水に浸かって動作が正常でも不安な時は、液晶に水の跡がないかチェックしましょう。

そのほか、フロントカメラやリアカメラ窓に水滴があるは、そこで確認ができる場合もあります。

水がかかってとにかく不安な時は、分解確認をしてくれるお店を探しましょう。