今回はiPad7が使っていたら突然リンゴマークの点滅になって使えなくなった症状でした。
リンゴマークの点滅はリンゴループと呼ばれている症状で本体内部でエラー起こして起動できなくなった時に出る症状です。
エラーはソフトウェアや基板などのハードウェア、各部の部品故障などもエラーに含まれます。
昔よくあったのは夜のうちに自動でアップデートが始まりWIFI環境が悪く失敗して朝起きたらリンゴループになっていたなどがありました。この場合はパソコンからアップデートをすると復帰できます。アップデートで復帰できなかった場合は初期化で復帰できることがほとんどです。
そのほかは水濡れ後に電源を入れたらリンゴループになっていたや、容量がいっぱいのまま使っていたらリンゴループになったなど様々な要因からリンゴループになってしまいます。
今回は使っていたら突然リンゴループになってしまったということで基板ショートの可能性がありました。
itunesを立ち上げたパソコンにつないでアップデートを試します。
リンゴマークの点灯や点滅の時はケーブルでパソコンに繋ぐだけでは同期ができないのでiPad7の場合は電源ボタンとホームボタンを同時長押しして同期させます。
同時長押しにするとパソコンのマークが出てリカバリーモードになりますが今回のiPadはリカバリーモードに入りませんでした。
この時点でいつもとは違う症状が出ています。
データが消えても大丈夫ということを事前に確認していたので今度はDFUモードというものに入れてみます。
DFUモードは電源ボタンとホームボタン同時長押しからiPadの電源が落ちた瞬間に電源ボタンだけ離してホームボタンを押し続ける方法です。
パソコンが認識するとiPadは真っ暗なままになります。
ややこしいですが電源ボタンとホームボタンを同時長押しで同期ができた場合はアップデートと復元のボタンが出てきます。
アップデートを試す時はアップデートを押しますがDFUモードの時は画像のように復元をするしか方法はありません。
アップデートを試したいときはリカバリーの入れ方にご注意ください。
復元ボタンが出たので復元で試します。
こちらの復元は初期化で工場出荷状態という内容です。
結果は復元してもすぐに不明なエラー(21)がでて初期化ができませんでした。
バッテリー故障の可能性もありますが直前まで普通に使えていて充電器に繋がなくてもリンゴマークの点滅をしているので基板故障の可能性の方が高い状態です。
iPad7はメーカー修理と基板修理を考えるとメーカー修理の方が本体交換で割安なためデータは必要ないということだったのでメーカー修理でご検討していただくようご案内をいたしました。
今回はアップデートが試せない状態で工場出荷状態の初期化をしても復帰できませんでした。
突然の故障は基板故障の可能性が高いので大切なデータなどがある場合は定期的にバックアップを取っておきましょう。