スマホの画面がピンク・黄色になる原因とは?液晶劣化と対処法を詳しく解説

*画像は画面全体が黄色になっている、iPad Pro 11インチ第4世代です。通常設定画面は白色か黒色に変更できますが、こちらは白色背景の設定ですが黄色になってしまっています。隣のiPadと比べると異常なほど色が変わっているのがわかります。
スマートフォンを使っていると、ある日突然「画面がピンクっぽくなった」「黄色に変化してみづらい」と感じることがあります。このような症状は設定の問題ではなく、ディスプレイの劣化で起こることがあります。
本記事では、スマホの画面がピンクや黄色になる原因を、修理事例からご紹介いたします。
■ 画面がピンク・黄色になる主な原因
スマートフォンの表示異常にはいくつかの原因が考えられます。特に多いのが以下のケースです。
・ディスプレイ(液晶・有機EL)の劣化
長期間使用しているスマートフォンでは、画面の発色を担うパネルが劣化し、色味が変化することがあります。特に有機ELディスプレイは経年劣化によって色の偏りが出やすく、ピンクや黄色に見える場合があります。
・落下や衝撃による内部ダメージ
スマホを落としたり強い衝撃が加わった場合、外見に問題がなくても内部のディスプレイが損傷してしまうことがあります。その結果、色の異常や表示ムラが発生することがあります。
・焼き付き(表示の残像)
長時間同じ画面を表示し続けることで、画面にうっすらと残像が残る現象です。特にナビゲーションバーやアプリのUI部分が色ムラとして残り、黄色やピンクに見えることがあります。

*画像は画面全体がピンク色に変色したiPhone11Proです。お仕事のご案内用でご使用されていて、常時画面を表示させていたそうです。画面全体のピンク色とアプリなどの残像が残ってしまう症状が出ていました。iPhone11Proは有機ELディスプレイです。
・ソフトウェア設定の影響
ナイトモードやブルーライトカット機能、色調整設定によって画面が黄色っぽく見えることもあります。この場合は設定を変更することで改善します。
■ 設定による変化か故障かの見分け方
画面の変色が発生した場合、まずは設定による影響かどうかを確認することが大切です。
確認した方が良い設定は
・ナイトモードや色温度設定がオンになっていないか
・True Toneやブルーライト軽減機能が有効になっていないか
・再起動で改善するか
落としたり水濡れしての液晶や有機ELの故障
・画面の一部だけ色が違う
・時間とともに変色が広がる
・縦線やにじみが出ている
・タッチ操作にも影響がある
有機ELディスプレイは、緑線やピンク線が出ることがあります。水濡れでの故障は、画面全体が緑色になったり、点滅などのフラッシュなどが発生することがあります。

落として緑色やピンク、白色の線が出ている状態です。
■ 放置するとどうなる?
画面の変色を放置していると、落としたり水濡れして壊れた時は、線が増えたり症状が悪化することがあります。
黄色やピンクの劣化で発生したものも変色した色が濃くなってみづらくなります。
ディスプレイの劣化や故障が原因の場合は、自然に改善することはほとんどありません。
■ 自分でできる対処法
軽度の症状であれば、以下の方法で改善する可能性があります。
・画面設定のリセット
・ソフトウェアアップデート
・端末の再起動
ただし、これらで改善しない場合は内部のパーツが原因のため、根本的な解決にはなりません。
■ ディスプレイの劣化や故障は修理が必要です
劣化や故障したディスプレイは、画面交換をすると直ります。

こちらは上の方にあったピンク色になってiPhone11Proです。画面交換でピンク色がなくなり残像も消えています。

黄色に変色していたiPad Pro 11インチも液晶の交換で変色がなくなりました。
■ 液晶と有機ELの違いによる症状の違い
スマートフォンには主に「液晶(LCD)」と「有機EL(OLED)」の2種類のディスプレイがあります。
液晶の場合はバックライトの劣化やパネルの損傷により、黄色や白っぽい変色が起きやすい傾向があります。一方、有機ELは発光素子の劣化によって色ムラや焼き付きが発生しやすく、ピンクや緑っぽく見えることがあります。
この違いにより、同じ「変色」でも原因や進行の仕方が異なる点に注意が必要です。
■ まとめ
スマートフォンの画面がピンクや黄色になる症状は、ディスプレイの劣化や故障によって発生することが多く、放置すると悪化する可能性があります。
まずは設定の確認を行い、それでも改善しない場合はディスプレイの問題を疑う必要があります。特に長期間使用している端末や、過去に落下歴がある場合はディスプレイの損傷が原因である可能性が高いです。
早めに原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。
こちらの記事は、実際に見たり修理してきた体験談となるので、参考程度にしてください。

