最大容量が86%でバッテリーに関する重要なメッセージが出ているiPhoneXS Max のバッテリー交換

iPhone XS Max のバッテリー交換です。

XS以降に発売された機種はメーカー以外でバッテリーを交換すると最大用容量が(ー)マイナス表示で非表示になります。

今回バッテリー交換するiPhoneXSMaxは設定から見れるバッテリーの最大容量は86%になっていますがバッテリーに関する重要なメッセージが表示されていました。

重要なメッセージは80%未満になると出るメッセージなので最大容量は実際には80%を下回っている可能性があります。

使用感でもかなり減りが早くパーセンテージがガクンと落ちる症状が出ていたのでバッテリー交換のタイミングで間違ってなさそうです。

バッテリーの状態は設定からバッテリー、バッテリーの状態で見ることができます。

最大容量は86%ですがバッテリーに関する重要なメッセージが表示されています。

内容は、お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。というものです。

バッテリーが劣化しているのでバッテリー交換のタイミングを教えてくれるものです。

ただ交換のタイミングは使用されているご本人なので80%を下回ってもモバイルバッテリーをつなぎながらご使用されている方も多いです。

それではiPhoneXS Maxのバッテリー交換です。

いつものように画面を取り外します。

画面下のペンタローブネジ2本を最初に外します。

iPhoenXS Maxの画面は左から起こして右側に開きます。

画面の爪を本体に引っかけないように全体を浮かした状態で開けるようにします。

iPhoneXS Max のバッテリーはL字型で大きく容量もその分大きくなります。

作業を行うにはバッテリーコネクタを外して通電しないようにして基板ショートなどを防ぐようにします。

画面から出ているコネクタとバッテリーコネクタを外すために金属のプレートを外します。

Y字型のネジ3本で外れます。

その上の細長いプレートも外します。

プレート2枚を外すとコネクタが外れるようになります。

バッテリーコネクタを外してから画面から出ているコネクタと画面に取り付けられてイヤースピーカーコネクタを外します。

バッテリーから出ている小さなコネクタを外します。

これで基板に電気が流れなくなります。

画面から出ているコネクタを外していきます。

画面から出ているディスプレコネクタとタッチセンサーコネクタを外します。

イヤースピーカーコネクタを外したら、ケーブルは画像のところが粘着で止まっているのでケーブルを切らないように剥がします。

粘着に気づかず引き上げても切れたり亀裂が入って不具合が出ることもあるので注意が必要です。

コネクタを外すと画面を取り外すことができます。

今まで分解された形跡はありませんでしたが画面下に砂か埃の侵入が見られました。

iPhoneの耐水は永続的ではないので長く使用しているiPhoneは水濡れの耐性は落ちているものと考えて水濡れには注意するのが安全です。

画面を外したら今回の目的のバッテリーを外します。

バッテリーの上と下に両面テープを引き抜くところがあるのでその部分を起こしあげて引き抜きますが大体が劣化していて途中で切れてしまうため切れてしまったらエタノールなどで粘着を弱めてバッテリーを剥がしたほうが簡単に取れることがあります。

少し引き抜いたらピンセットで巻きつけるのが主流です。

今回も途中で切れてしまったのでエタノールで粘着を弱めます。

バッテリー下は入る隙間がないのでヘラなどでバッテリーを破損させないように浮き上がらせてエタノールを注入します。

本体からバッテリーを剥がしました。

バッテリーシールを引き抜けなかったときは本体に両面テープが残ってしまうことがあります。

バッテリーを取り付ける前に根気よく残りの両面テープを除去します。

新しいバッテリーを用意します。

今回交換するバッテリーにはあらかじめ両面テープが貼られていました。

今回耐水テープは交換しないので交換する場合はバッテリーを取り付ける前か取り付けた後に耐水テープを貼り付けます。

バッテリー取り付けはコネクタの位置を合わせてからバッテリーを両面テープで貼り付けます。

コネクタの位置を合わせないで貼り付けてしまうとコネクタの位置が合わずコネクタを取り付けることができなくなってまたバッテリーを剥がさなくてはいけなくなってしまうのでコネクタの位置を合わせたらバッテリーはまだ貼り付けないほうがやりやすいです。

コネクタの位置を合わせて取り付けしたところです。

コネクタもはめていますが画面を取り付ける前に一度外します。

画面を取り付けてバッテリーのコネクタを取り付けたら動作確認をします。

画面は完全に閉めず仮付の状態で新しいバッテリーと各部動作チェックをします。

時間があれば仮付のときに充電をして充電の上がるかの確認をしておきます。

XS以降の機種はバッテリーの状態と充電のところに不明な部品と出てしまいますが通常使用に問題はありません。

XS以降の機種でメーカー以外でバッテリーを交換したときに出るバッテリーに関する重要なメッセージです。

内容は、このiPhoneのバッテリーがApple純正部品なのか確認できません。このバッテリーではバッテリーの情報を利用できません。と表示されます。

バッテリー残量やグラフなどは通常通り表示されるので設定に行かなければわかりません。

仮付で新しいバッテリーや動作に異常がなければ画面を戻してバッテリー交換完了となります。

XS以降に発売された機種はメーカー以外でバッテリーを交換すると重要なメッセージと最大容量が非表示になりますが通常使用には今の所問題はありません。

こちらの記事は参考程度にしていただきご自身で修理や分解をするときはご自身の責任において十分ご注意ください。