スマホが水没してしまったら、すぐに水から取り出して本体に付いた水分を拭きとります。
完全に水に浸かってしまった時は、すぐに電源を落としましょう。
電源を落とすことで基板のショートを防ぐためです。
例えば、カメラのコネクタ部分に水分がある状態でカメラを起動させると、コネクタ部分やカメラ部品、または基板のICチップがショートしてしまいます。
液晶コネクタ部分に水分があっても同じように液晶やICチップがショートしてしまうことがあります。
バッテリーは常に電気を供給して、液晶は何かしら動作をすれば表示されて電気が流れるので、水没で壊れてしまうことが多いのは、バッテリーと液晶パネルです。
電源を落としたら、内部に入った水を乾燥させるために、SIMカードが入っているトレーを抜き出します。
その後は、水が入ったと思われる水分量に応じて、時間をかけて乾燥させます。
ジップロックに乾燥剤と一緒に入れて乾燥させるのも一つの手です。
修理店に持ち込まない場合は、本体内部に水が残っているか残っていないかの確認ができないので、確実に乾燥させるには、出来るだけ時間や日数をかけた方が確実です。
電源を落とす時に、液晶画面の不具合やシミなどが発生していた場合は、水が本体内部に侵入しているのが確実となり、他にも動作を確認して不具合が出ている時は、乾燥しても直らない場合があります。ご自身で乾燥させてからもう一度動作を確認するか、修理店に持ち込んで内部の状態を見てもらうかとなります。