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スマホのバッテリー劣化

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バッテリーは消耗品?

スマホのバッテリーはリチウムイオン製のものを使っています。

リチウム製のバッテリーはスマホに限らず電化製品全般で使用されていて、ガラケーもリチウム製でした。

スマホのバッテリーは、2年前後が交換時期といわれていて、充電回数は500回から600回ぐらい使用すると劣化するといわれています。

充電回数は、100%充電すると1回とカウントされます。

ガラケーが主流だった頃は、2年前後で機種変更というサイクルだったので、バッテリーが劣化するタイミングで本体が変わることが多かったと思われます。

スマホになってからは本体の価格が高く、機能もそれほど変わらないということから機種変更するよりも長く使い続ける方も多くなっているので、消耗品のバッテリー交換が必要になってきます。

バッテリー劣化の症状

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スマホのバッテリーが劣化すると単純に使える時間が短くなります。

バッテリー残量が短時間で減ってしまいます。

減りが早い状態で使用し続けているとバッテリーの劣化が進み、安定した電力を供給できなくなって、本体に不可のかかるようなゲームやアプリを使用すると本体が熱を持つことがあります。

そこから劣化が進むと起動している状態も維持できなくなり、使っている最中に電源が落ちてしまうことがあります。

特に残量が少なくなると電源が落ちやすくなります。

電源が落ちるようになっても交換しないで使い続けると、電源が落ちて、起動させようと充電し続けても乾電池マークから起動できなくなります。

使用しているときに急に電源が落ちると、システムエラーが起こり、iPhoneではリンゴループというリンゴのマークの点滅から立ち上がらなくなることもあります。

バッテリーが劣化した時の見た目では、バッテリーがイビツになったり膨らんで膨張するときもあります。

バッテリーが弱ったまま使用すると他の不具合やトラブルが出るこもあるので早めの交換が安全です。

iPhoneのiOS 11.3以降では、設定からバッテリーの状態が確認できるようになりました。設定→バッテリー→バッテリーの状態、で確認ができます。80%以下になると「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」とバッテリー交換を促すメッセージが表示されますので、80%台になったら使用感などで様子を見てみましょう。

画面の浮き上がりと膨張の関係

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バッテリーが劣化したまま使い続けると最後には起動もできなくなり限界を迎えますが、まれにバッテリーが膨張してしまうことがあります。

膨張は、バッテリーがふくらむことで、本体内部で膨張すると画面を押し上げて画面が浮き上がってきます。

iPhoneの場合5以降の機種は、液晶画面を見て左側にバッテリーが搭載されているので、バッテリーが膨張すると画面左側が浮き上がってきて、左側面から見ると隙間ができてきます。(画像はiPhone6)

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こちらの画像はiPhone5sの画面浮き上がりですが、液晶パネルのガラスとプラスチックのフレームが剥がれてしまい、液晶のバックライトの明かりが漏れています。

バッテリーが膨張すると、画面のガラスが割れてしまったり、液晶が壊れてしまったり、ガラスとフレームが剥がれたりと液晶画面を壊してしまうことがあります。

 

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バッテリーが正常な状態で液晶との隙間はほぼないので、少しでも大きくなったり変形すると液晶パネルに接触をして、画面が少しだけ浮き上がったり、接触している部分の液晶の色が変わることがあります。

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膨張して最大まで膨らむとiPhone本体の厚みの倍ぐらいになります。

膨張は夏場の暑い時や冬場の寒い時に多くなります。

温度変化に弱く、温度が高過ぎても低過ぎても負担がかかるようです。

 

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古いバッテリーで膨張は起こりやすくなりますが、1年以内の新しいバッテリーでも使用環境によっては膨張することがあります。

バッテリーは交換できるの?

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ガラケーでは容易に取り外すことができたので、新しいバッテリーを購入できれば自分で交換ができました。

スマホになってからは、本体を分解して交換しなくてはいけないので、簡単には取り外すことができなくなり、自分で交換ができなくなりました。

自分で交換することもできますが、液晶パネルを取り外す時に液晶のケーブル(配線)を傷めてしまい、バッテリー以外を壊してしまうことがあります。

基板も傷めると全損になることがあるので、自分で交換するには十分注意して行う必要があります。

ただ慣れていると、バッテリーを取り外して交換するのは、修理の中では簡単な方です。

街の修理店ならデータもそのままですぐに対応してもらえるお店もあります。

交換するバッテリー

純正のバッテリーはメーカーでしか取り扱っていません。

メーカー以外のバッテリーでご不安を感じる方は、メーカーや正規代理店で交換をしましょう。

データを引き継ぐ時は、データのバックアップが必要となるので、メーカーや正規代理店で修理や交換をするときは、あらかじめ準備をしておきましょう。

メーカー以外でも対応のスマホの修理店がお近くにあれば交換ができます。

メーカーや正規代理店が近くになかったり、行く暇がないという時は便利かもしれません。

ほとんどの場合データはそのままで交換もしてもらえます。

交換するバッテリーは、互換性のバッテリーが基本です。

互換性のバッテリーで注意をしなければいけないのがPSEマークが入った検査が通ったものに交換されているかです。

純正以外のバッテリーで交換する時は、PSEマークが入ったもので交換しているかお店に確認をしてからが安心です。

まとめ

スマホのリチウムバッテリーは消耗品です。

機種変更をしないで長く使用する場合は、バッテリーの減りが早くなったら交換が必要です。

劣化したまま使用していると起動できる余力もなくなり電源が入らなくなってしまいます。

減りが早い、電源が落ちる、電源が入らなくなる症状の他、膨張して大きくなってしまうことがあります。

その場合画面が浮き上がってきて液晶画面を壊してしまうこともあります。

極端な温度にも弱い部分があるので、本体の取り扱いには十分ご注意ください。